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〇〇ママの好きなこと・大切なこと

2024.03.26
〇〇ママの好きなこと・大切なこと

つながりを大切に、笑顔あふれるミライ

合同会社 LinC 代表 永井 登茂美さん
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合同会社LinC(リンク)代表の永井 登茂美(ともみ)さんは、遊んで学べるカフェ「つぐの間」を経営しています。プライベートでは、大学生と中学生の男子のママです。「つぐの間」を始めたきっかけや、子育てについて永井さんにお話を伺いました。

Contents

  1. 地域の活性化に継続的に関わりたい。
  2. いつか「つぐの間」を、ほかの地域にも。
  3. 子育ては、ママの背中を見せるだけで十分。

地域の活性化に継続的に関わりたい。

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ご自身について教えてください

大学で建築を学び、卒業後は建築・建設の業界で約30年間働きました。在職中には、建築・まちづくりに関わる仕事のかたわら、一級建築士や技術士の資格も取得。その間には2人の息子も出産し、忙しいながらも充実した毎日を過ごしていましたね。

順調なキャリアを感じます

地域を活性化させるための方法を考え、計画を作るなどのまちづくりに関する仕事を担当していました。自分なりに誠意をもって対応していましたが、⾃治体から委託されて⾏うことが多い性質上、委託期間が終わると、住民を巻き込んで検討した内容を実施するまで見届けられないことも多く...。その地域の方にとっては継続していく事業なのに、私は最後まで責任をもって関われないことにストレスを感じる場面もたくさんありました。

親身になってお仕事されていたのですね

地域の方のお話を聞くことも多かったので、自然と気持ちが感化されたのかもしれないですね。あと、プロジェクトに関わるようになって、「人と人が会うと変化が起きる」というのを目の当たりにすることがあったんです。例えばちょっとした雑談から少しずつ話が膨らんで、事業が始まったりするんですよ。この経験を何度もするうちに「そのようなつながりが生まれる場をつくれないかな」と思うようになりました。

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花にふれ、やさしさや想像力を育てる「花育」ワークショップの様子(提供写真)

継続的に関わりたくなったんですね

それから自分でも地域を活性化させるために、何かできないかと模索し始めたんです。交流できる場所を作って、その地域で出店してみたい人が試しにトライしてみたり、イベントを行ったりと、人と地域がふれ合うきっかけを作ったらどうだろうと...。

ワクワクするお話です

そこで在職中の2019年に合同会社LinC(リンク)を設立。退職を経た後、まずは自分の住んでいる地域を活性化させたいと、東苗穂に遊んで学べるカフェ「つぐの間」を2022年7月にオープンさせました。

いつか「つぐの間」を、ほかの地域にも。

遊んで学べるカフェ「つぐの間」のことを教えてください

カフェとして、ママと子どもや高齢者の方がよく利用してくれます。あとは、「つぐの間」を始めて知り合った方のパンや野菜、ハンドメイド商品の販売もしていますね。イベントを行っているのも大きな特徴です。

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頻繁にイベント開催が?

毎月行っているものもあれば、季節に合わせたものなど様々。今は、例えば札幌保健医療大学と一緒に「ぼくのわたしのパン屋さん」を定期開催中です。栄養学科の学生と小学生がパンづくりの仕事を通して、働くことについて学びます。商品開発から価格設定、試作も何度か行い、最終的にできあがったパンを「つぐの間」やイベントなどで販売することまで体験できるんですよ。

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パンづくりのワークショップ「ぼくのわたしのパン屋さん」(ご提供写真)

楽しそうですね!

さまざまな世代が「つぐの間」で交流をしている姿を見ると、始めてよかったと思います。特に大学生と小学生は普段あまり接する機会がない世代なので、お互いに良い刺激になっているんじゃないかなと見ていて実感するんです。

まさに地域を活性化ですね

「つぐの間」が地域活性化のモデルケースになるなら、コンビニのようにいろんな地域でつくることができたら楽しいなと考えています。ただ会社として収益も考えなければならないので、そこは私が頑張るしかないですね(笑)。

子育ては、ママの背中を見せるだけで十分。

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永井さんのお子さんたちは大学生と中学生ですが、ママのお仕事に関して話す機会はありますか?

「仕事をしているママを尊敬している」と言ってくれたことがあります。子どもたちが大きくなって思うのは「子どもは、親の背中をよくみている」。ママがやりたいことを思いっきりして、イキイキとした姿を見せてあげることが、子育てで一番大切なことじゃないかなと思います。

「親の背を見て子は育つ」ですね

子育ては「子育ち」だと思っているんです。子どもは、自分で成長する力を持っているから、親がそれを邪魔しないようにするのが大事だと思っていて。ちゃんと関心をもちながらも、少し離れた場所から見守るようにした方が、のびのび育つんじゃないかなと思います。

子育てと仕事の両立の仕方も教えてください。

両立...難しいですよね。だけど、子どもがいるからという理由で仕事を諦めてほしくはないです。将来子どもが大きくなった時に、ママが仕事を諦めた理由が自分にあると知るときっと悲しいんじゃないかな。

大学生のママらしい視点です

ママがやりたいことをするのが一番大事だと私は思うので、できない理由を考えるのではなく、やれるためにできることを考えて、工夫して頑張って欲しいです!

ありがとうございました!

合同会社 LinC 代表

永井 登茂美さん

合同会社 LinC Webサイト:https://craftlinc.com/
つぐの間 instagram:@tsugunoma

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