Loading...

〇〇ママの好きなこと・大切なこと

2022.05.27
〇〇ママの好きなこと・大切なこと

イライラする気持ちを笑顔に変えて

アイデアグッズを開発 菅原さん夫妻
Twitter
Facebook
LINE

今回は初の夫婦でのインタビュー!取材したのは、子どものトイトレでの「困った!」を防ぐアイデアグッズ「おしっこストッパ」を開発した菅原さんご夫婦です。開発のきっかけや家事の分担、夫婦で心がけていることについて聞いてみました。

Contents

  1. 病気が2周する!? 5人家族ならではの苦労。
  2. トイレでの事件をきっかけに、発明を開始。
  3. ママが朝の5分を大切にできるように。

mamasuki_sugawarasama_01.jpg

病気が2周する!? 5人家族ならではの苦労。

ご家族について教えて下さい

夫:僕が40代、妻が30代で、長女10歳、長男8歳、次男6歳の5人家族です。僕は小児科の看護士、妻は専業主婦です。

お子さんが3人もいらっしゃると、大変なことも多いのでは

妻:実は3人とも倒れた事があって、ヒヤヒヤした経験があります(笑)

えっ!

夫:長女は小さい頃に、タマゴ、牛乳、小麦と3大アレルギー全てを持っていまして、少量で投与して治療していたところ反応してしまい呼吸不全に。長男は旅行先でお腹を壊したと思ったら、翌日に肺炎だと発覚して入院。下の子も10カ月の時に突然の熱性けいれんで倒れました。幸いみんな無事に治り、今は健康に育っています。

お仕事が看護師だと慣れていそうですけど

夫:それが自分の子となると慌てふためいちゃって、全然ダメでしたね(笑)

妻:今でこそコロナ禍で感染予防しているので病気にかからなくなりましたけど、風邪なんかもよく...

夫:そうそう。一度上の子がアデノウイルスにかかったことがあって、1人ずつ感染していったんです。最後に僕が感染し熱に苦しんでいる所に、次は別な風邪をもらってきたのか"2周目"がスタート(笑)。5人家族だと時々こうゆう事が起きるんです。

(笑)。それぞれどんな性格ですか?

夫:長女は好奇心旺盛。女の子らしいオモチャが大好きで、バービー人形で遊んでいます。真ん中の長男はハカセ。ずーっと同じ遊びを飽きもせずやっていて、レゴブロックや折り紙が大好き。末っ子はまさに「男の子」、チャランポランでヤンチャです。たぶん、兄の事を兄だと思ってないです。

妻:やっぱり男の子2人が意味不明で苦労しますよ(笑)。すぐ争って、どっちかが泣いて、どっちかが言いつけに来るんです。

夫:「何でそうゆう事するの」っていうのも男の子。この間も寝る直前にトイレでウォシュレットのボタンを押して、水浸しに...

トイレの事件をきっかけに、発明を開始。

mamasuki_sugawarasama_02.jpg

トイレといえば、「おしっこストッパ」開発のきっかけもこうした苦労が元に?

夫:やはりトイレトレーニングに苦戦した経験からです。3人ともオムツ時代はなぜかテーブルの下でコッソリ用を足すクセが付いていまして(笑)。ようやくトイレに行くようになったかと思いきや、男の子2人はおしっこが便座と便器の合間に向かってしまい、何度もトイレマットを汚しました。

妻:朝保育園に送る前とか、忙しいときに限ってなんですよね(笑)

夫:家庭用トイレが子どもにとって大きすぎる事が原因です。座った時の角度によってちょうど便座と便器の間におしっこが向かってしまうんですよね。対策しようにもトイレを変える訳にはいかない。それで、ネット通販で色んなグッズを探して試したんですが、どれもイマイチだったんです。

mamasuki_sugawarasama_03.jpg

「おしっこストッパ」の使用例。洗ってくり返し使えるようになっています。

なるほど。開発にはどれぐらいかかりましたか?

夫:色々工作してみて、中断している時もありましたけど、2年ほどかけて完成しました。設置できる便器が限られていたり、貼る手間がかからないよう配慮したりと、なかなか試行錯誤が必要だったんです。

完成してから販売を?

夫:そうこうしている内に我が家での問題は解決しまして(笑)。友人に配ったら「コレはいいね」なんて声を貰えるようになりました。さらに特許申請を出してみたら受理されまして、せっかくなら同じ悩みを抱えるパパ、ママに使って欲しいと思うようになったんです。

妻:ママにとっての朝って、本当に時間がなくて、ストレスの原因になりがちなんですよね。

夫:そうそう。世の中のママが、朝の5分を子どもをなでなでする時間に使って欲しいなって思うんです。

工作はお得意なんですか?

妻:たぶん子どもたちは夫の仕事、大工だと勘違いしてます(笑)

というと?

夫:壁紙の張り替えはもちろん、クロスを変えたり断熱材を入れたりと...

妻:昨年に中古住宅を購入して以来、休みの日になると一人で行って一日中作業しているんですよ。いつ住めるようになるのかなあなんて(笑)

夫:自分でやると安いんですよ。購入を決めたときにリフォームの見積もりを取ったら、600万円という数字でした。それで自分でやってみようと材料を集めたら200万円です。400万円の差はかなり大きいですよね。

(写真を見て)これはもう、リフォーム業者の仕事ぶりですね...

mamasuki_sugawarasama_05.jpg

業者顔負けのリフォームに取り組む菅原さん。一度取りかかると夢中で続ける性格は、長男にも引き継がれているのだとか。

ママが朝の5分を大切にできるように。

以前こうゆうお仕事もされてたんですか?

夫:20代の時は土木設計の仕事をしていたんです。主に河川の治水工事の際に設ける魚道(※)をつくる業務でした。ところが平成半ばには新しい工事がなくなって、あまり仕事が無くなってしまったんです。それで26歳の時に看護学校へ通い始めました。

※氾濫を防ぐため作られる堰(せき)に、鮭などの魚が遡上できるように設ける道のこと

社会人入学だったんですね

夫:地方にある看護学校で、男性同士での寮生活をしていました。最初の2年間は准看護師の資格を取得、その後3年間は病院で働きながら夜間教室で正看護師の資格を取得。やはり女性が多かったので、除雪から掃除まで力仕事は何でも頼まれるんですよ。それで自然と家事やら何やら自分でするようになったんです。

なるほど。それで当初から家事も分担を?

妻:結婚当初から必ず家事をしてくれていますね。料理もやってくれますし。

夫:自分は働いていますし、夜勤もあるので子どもと接する時間ってどうしても短くなる。その分妻に育児してもらう事が多いので、夜勤の時は必ず料理していくとか、時間が無くても食べた後の茶碗は水につけておくとか、できる事は自分でやるようにしています。それで妻が空いた時間を子どもと笑顔で過ごしてくれたら、それでいいんです。

いい考え!

妻:ただ、ゴハンも食べないで夜中まで大工仕事するのは勘弁して欲しいです。心配なので(笑)

mamasuki_sugawarasama_06.jpg

アイデアグッズを開発

菅原さん夫妻

Webサイト:https://officesgwr.wixsite.com/website

Twitter
Facebook
LINE