オーガニックで健康な生活を!
現在生後4カ月の女の子を育てる石見麻里絵さん。出産前は管理栄養士として病院で患者さんの食事管理の仕事に長く携わり、栄養や食品の知識が大変豊富。またご自宅での食事作りも自家製パンを焼いたりスパイスからカレー作りをしたりするなど、そのクオリティも素晴らしいものです!
そんな麻里絵さんの暮らしぶりは徹底的に健康を意識したもので、基本的に身の回りのものはすべてオーガニックのものなんだとか。そのお考えの根幹にあるのはどんなものなのでしょうか?
Contents
- 長く働いた管理栄養士の仕事。今は子育てに全力!
- オーガニックなものを選ぶことは私にとってすごく自然なこと
- 料理は基本できるものは、いちから手作り
長く働いた管理栄養士の仕事。今は子育てに全力!
このキャラメルポップコーンものすごく美味しい!もしかしてこれ...
あ、さっき折角なんで作ってみました!でもちゃちゃっとお砂糖を溶かして絡めただけですよ(笑)
ちゃちゃっと作ったわりに美味しすぎる...こういったメニューをパッと思いつくのはさすがです!
麻里絵さんは管理栄養士さんなんですもんね。
そうなんです。昨年10月に出産をしたので現在育休中です。それまでずっと管理栄養士として働いていましたね。
なるほど。結婚してもお仕事は続けられていたのですか?
はい。三年前に結婚したんですが、変わらずそれまで通り働いていました。
仕事は好きでしたしね。
お仕事を離れられて、何か気持ちの変化はありましたか?
最初は「わ〜!毎日仕事休みだやっほ〜!」くらいにお気楽な気持ちでいましたね(笑)
今はいずれは復帰するつもりなので、戻ったらちゃんとできるだろうかという不安とかが出てきていますけど。
復帰はそろそろ?
保育園が順調に見つかれば、娘が一歳になったくらいで復帰しようかと思っています。なのでそれまでの間、今はがっつり育児に専念しようかと(笑)
オーガニックなものを選ぶことは私にとってすごく自然なこと
麻里絵さんの調理棚、オーガニック系の調味料がたくさんですね!
そうなんです。私の選ぶものはほぼ100%有機のものなんですよね。
確かに見渡す限り目に入るものはすべてそうです...徹底してる!
私としては生きる上で最重視事項...というか普通のことなんですよね...(笑)
自分や家族の身体に入るもの、触れるものにできるだけ不純なものは入れたくないし、なるべく長く健康で生きたいですから。
それにしてもこの徹底ぶりは相当気にしていないと成り立たない...生まれつきそんな生活を?
もともと母は子どもにはちゃんとしたものを食べさせたいという方針だったので、おやつはいつも手作りのものを出してくれたり、ひき肉は自分でいちから挽くなど、使うものにもこだわってくれていたりしました。
それではそのあたりはお母様の影響?
いえ、どちらかというと私が大人になるにつれどんどんそんな嗜好が強まっていって母もびっくりしているくらい(笑)
今では私の方が圧倒的にこだわりが強いです。
よく一緒にスーパーにいくんですが、私はいつも食品を選ぶ時、裏の原材料名を凝視するんですよね。
あれって、材料名の間にスラッシュが入る部分があると思うんですけど、それ以降には添加物入りのものを記載するっていう食品表示ルールがあるんです。
私は全然知りませんでした(笑)
私はその辺すごく気にするので、確認するのはもうルーティンのようなものなんですけど、母には「あんたがあんまり言うからスーパー行った時よく見るようになった」なんて言われるくらいです(笑)
では、他に何かきっかけがあったのですか?
もともと学校でも栄養や食品について学んできましたし、仕事柄っていうのも多少あるのかもしれないですけど、周りでもここまでこだわるのは私くらい。逆に変人扱いされるんですよね(笑)
学生時代から、私添加物を気にして極力コンビニで食べるものとかは買わないようにしていたんですよね。基本的になるべく毎日お弁当で。
え〜!それはすごい!
とはいっても人から貰ったものとかは食べていましたし、みんなで食事をする時とかは周りに合わせて割と柔軟にやっていましたね。
ここまで徹底して凝るようになったのは自分が親になるというのが見えてきてからかな。
結婚して、子供のことをきちんと考えた時に、まずは子に直接影響がいく自分の身体や健康にまつわる身の回りのことを見つめ直そうと思ったんです。
そういった知識はどのようにして深めていったのですか?
学校で学んだことは基礎的な知識がほとんどなので、今の自分の行動の指針にしている情報の9割は独学で得たものですね。
本を読んだり信頼できる人から聞いたり、SNSなども活用しています。
勉強すればするほど健康や食って奥が深くて...私徹底的に凝るタイプなので、気にしすぎって言われることもありますが(笑)
例えば?
そんなに気にしている方が生きづらくない?とか、お金があるからそんなところにも気を配れるんじゃない?とか...。
まあ、オーガニックのものって作るのに手間がかかるぶん、多少値も張りますからね。
でも私からすると、これはどんな農薬を使っているんだろう...とか身体に合わないものは入ってないかな...と気にして生きる方がストレスなんですよね。
もし健康を損なったら高い医療費がかかるかもとか、日々の無駄遣いを抑えればその分安心できるものを選べると思うと、私にとっては必要なものなんだなって思っています。
確かに最近そういったオーガニック志向って広まっている感じもします。
今は一般的なスーパーでもオーガニックコーナーができたり、自然食専門店もできたりして需要もあるように思うし、"オーガニック"という言葉自体よく聞くようにはなってきてはいるけれど、一時の流行りにはなってほしくなくて。
そういう生き方がスタンダードの人がたくさんいる欧州なんかに比べると日本の普及率はまだまだな印象もありますしね。
国内でも東京とかの方がお店も多くて買い物もしやすいし、北海道にももっと広まってほしいです。
周囲にお店がたくさんできてくれた方が子育てする上でも暮らしやすくていいですね。
料理は基本できるものは、いちから手作り
子育てする上で大変なことってありますか?
やっぱり初めてのことばかりなので戸惑うことは多いです。
この子が泣いてどうしたらいいかわからなくなって、私も泣いて収集がつかなくなることもしばしば(笑)
そういった時は?
夫がたくさん気にかけてくれるので頼らせてもらっています。
今は基本在宅勤務で家にいるので朝食を作ってくれることもあるし、割となんでも器用にこなす人なので何かと助けてくれています。
実は夫も管理栄養士をしていて同業なんです。むしろ私より専門的な健康にまつわる知識は豊富で、料理も得意。
そういったこともあり、私の考えと共感する部分も多いんですよね。
ご夫婦で二人三脚なのですね。もうすぐ娘さんの離乳食も始まりますね。
そうなんです。母がしてくれたように、私も離乳食からもできるものは極力手作りのもので作っていきたいと思っています。
もともと凝り性なのでなんでもいちから作っちゃうのも好きなので(笑)
もし娘さんが麻里絵さんのようにはこだわらない考えになっていったら?
娘が私のような嗜好を持つようになるかはわからないけど、母の味を好きって言って欲しいとは思いますね(笑)
せめて味覚が育つと言われる幼少期の今に愛情たっぷりの料理を食べさせてあげたいです。
そしてもし将来この子が興味があるようなら、一緒に料理ができたらいいなって思います。それが今から楽しみ!
1児のママ
石見 麻里絵さん