「生きるための料理」をがんばり過ぎず
今回インタビューさせていただいたのは、シングルマザーとして子育てや家事に奮闘している伊浪初音さん。
IT系のコールセンターで働きながら、息子の令真くん、妹さん、妹さんのご友人の4人で暮らしています。
そんな伊浪さん、以前居酒屋の看板娘として働いており、調理も担当していたという経験から、料理のクオリティがすごく高いんです!
普段、料理をする上でのモットーや、息子さんの食事作りでどんなことに気をつけているかなど、さまざまなお話を聞かせて頂きました。
Contents
- 紆余曲折あってシングルマザーに
- がんばり過ぎない、生きるための最低限の料理でいいじゃない!
- その分息子との時間を大切に。
紆余曲折あってシングルマザーに
まずは伊浪さんのこれまでを教えてください!
はい! 結婚も出産も2年前。私が26歳の時ですね。
それまで仕事は会社員をしながら、同時に会社の近くにあった居酒屋でもダブルワークで働いていました。
そのお店はもともと何度かお客さんとして行っていて、店長と仲が良くなり、声を掛けられたのが働きはじめたきっかけ。
自分もお気に入りのお店で働いていて楽しかったし、接客も向いていて。その後は居酒屋一本で働くようになりました。
楽しんで仕事をされていたのですね!
看板娘なんて呼ばれて、結構信頼も厚かったんですよ(笑)。
お客様との距離も近かったし、すごく好きな職場でしたね。自分の作った料理をお客様が喜んでくれるのもやりがいでした。
その後、結婚してお仕事は辞めたのですか?
そうですね。妊娠がきっかけで仕事は辞めることになりました。
でも、好きな仕事だっただけに職場を離れることに未練はありましたね。
いつかは飲食業で復帰したいと思っているので、今もオータムフェストの手伝いとか、単発で飲食の仕事をしたりしています。
そこからシングルマザーとしての道を選んだのは?
離婚は昨年の6月で、理由はざっくり言うと金銭的な問題で離れて暮らした方がうまくいくと思ったからですね。
お互いの将来を考えてそうした方がいいかなと...。
そうだったんですね...。
でも、私にとってあの決断は幸せになるためのものだったのは間違いないです。
新しい生活に向けて前を向くために必要だったし、むしろ今はスッキリした気持ちなんですよね。
何よりとにかく息子が可愛くて大切なので、今の生活でも変わらずこの子の存在にとても助けられています。
がんばり過ぎない、生きるための最低限の料理でいいじゃない!
現在のお仕事は?
昨年6月からIT企業が母体の会社でインサイドセールスをしています。内勤で電話営業をかけるのがメインの仕事内容ですね。
仕事と家事育児の両立は大変では?
仕事後、帰宅はだいたい7時は過ぎますからね...。だからご飯作りは結構時間との勝負だったりします。
でも写真のお料理、どれも手が込んでそう!結構こだわって作ってらっしゃるのでは?
こだわって作る時もあるけど、基本的に普段のご飯作りは子どものものも合わせてどれだけ手抜きしつつそれっぽく見せれるかがポイント(笑)。
レトルトとか冷凍食品は使わない方が...っていう人もいるけど、私としてはもちろん全然ありだし、手作り感を出したい時はそれにちょっと手を加えるようにしています。
手間がかかるものは時間がたっぷりあるときにするとして、日頃からこだわりすぎないことが自分を追い詰めないポイントかなと。
その分息子との時間を大切に。
なるほど。その分の時間を他に当てられますもんね。
今は仕事もあるし、この子とも四六時中一緒にいられるわけではないので、ご飯作りや家事などで時短できる部分はそうして、できた時間を子どもと一緒に過ごす時間にあてたら、この子も喜んでくれるんじゃないかと思っています。
お母さんとの貴重な時間ですもんね。他に何か気をつけていることはありますか?
息子が卵・小麦アレルギーだったので、そこの配慮はしてきました。
お医者さんと相談の上、最初は卵は耳かき1杯の1グラム程度、素麺なら1本といった感じで徐々に慣らすというふうにしてきていて。
今は結構食べられるようになっていて、小麦のアレルギーは治ったんです!
さっきの話のような、いい意味での「手抜き」で時間を作ることも大事だと思っていますが、息子の健康に関わる管理はもちろん母としてきっちりやっています。
頼もしいです!ちなみに伊浪さんのおすすめ簡単料理は?
なんだろう...うーん、おにぎり?(笑)
子どもがおにぎりにするとなんでもよく食べてくれるので、それを作ることが多いですかね。
私のおにぎりはブロッコリー、ほうれん草、お肉やチーズ... などなど、あるものなんでも入れちゃうんです!
ピラフみたいな感覚のおにぎりでそれが息子は好きみたい。(笑)
最後に、毎日お忙しいと思いますが息抜きの時間はありますか?
幸い、信頼できる妹とその友達と暮らしているので二人がいる時間が結構息抜きになっているんですよ。
休日に一緒にカフェに行ったり他愛のない話をしたり。家で一緒にゆっくり映画やドラマを見るのも息抜きの一つです。
妹は看護師なので子育てで医療系の知識が必要になったときにも大変助けてもらっています。
これからも周りに助けてもらいつつ、この子と仲良く暮らしていければそれが一番の幸せかなと思います。
1児のママ
伊浪 初音さん