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〇〇ママの好きなこと・大切なこと

2021.10.07
〇〇ママの好きなこと・大切なこと

「ママは何にでもなれる!」

株式会社MamaLady代表取締役/明石奈々さん
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2018年に「ママになってからの人生を楽しもう」を目標とした会社を立ち上げ、事業の他にもモデルやセミナー講師、Youtuberやブロガーなど幅広い活躍を見せている明石奈々さん。起業のきっかけや子どもが与えてくれる力について聞きました。

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ご主人と知り合ったのはなんと17歳の時。すぐに結婚を考えていた事から、学生時代も専業主婦になる事しか考えていなかったそう。

「何にもできない」が口癖だった出産前

出産するまではどんなお仕事を?

大学卒業後に24歳で結婚して、26歳で出産するまでは家事手伝いというか、無職でした。元々、自分では何にもできないと思っていたんです。出産までの2年間はほとんどゲームをして一日を過ごし、家事もまともに出来なくて、初めて作ったカレーライスが絵の具のような味だった事を覚えています(笑)。

社会人経験ゼロから起業とは意外です!

出産後すぐに、生まれた子どもは背中からお腹にかけて皮膚が真っ黒で、数万人に一人の皮膚病「色素性母斑」だと発覚したんです。幸い命に別状は無かったのですが、ショックを受けた自分に嫌気がさして「母親になる資格がない」とふさぎ込む日が続きました。
そんな時、病室を訪れた義母が「見つけやすくていいじゃない」と言ってくれたんです。その言葉を聞いて「考え方次第で、どうにでもなる」と気付くと同時に、「この子を守るためなら何でもできる」と思いました。出産から1ヶ月後には起業に向けて、まずは妊娠中に書いていたブログを再開するところから始めました。

女性として、思いっきり楽しめる一日をつくる

なぜ、ママをビジネスの起点にしたんですか?

子どものために自分が犠牲になる事が美徳だと思って、色んな事を諦めちゃうママ、多いですよね。「子どもができる前に旅行に行こう」とか「好きな事しておこう」とか...。子どもはママに諦めて欲しくて生まれた訳じゃありません。そんな風潮が増えたら、子どもを産みたい女性がいなくなっちゃいます。
そんな「何にもできない」と思ってしまうママ達が、出産前の自分の姿と重なり、ママになってからも女性として人生を楽しむ「ママレディ」となって欲しいと願って起業しました。

それが「ママを楽しもう」という現在の企業理念ですね

最初に始めたのが、ママ達が美しく着飾って思いっきり楽しむ「ママレディパーティ」。「人魚姫」「シンデレラ」などコンセプトを決めて、黄色いアイテムなどドレスコードを指定して、ママ達がキラキラと輝く1日を作ろうと思ったんです。 ママになると、スケジュール帳が検診など、子どもに関する予定ばかりになってしまう事が多いんです。パーティは3ヶ月前から告知して「予定」をつくり、当日に向けてワクワクしながら服や靴、バッグなどの買物をしてもらう。家が中心だったママ達が予定がある事でアクティブに動くと、自由を感じられますし、経済を回す活動にもつながる。ある時カフェで、知らないママ同士が「次のママレディパーティ、どうする?」と話しているのを聞いて、やって良かった!と思いましたね。

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「ママレディパーティ」は豪華な会場や贅沢なコース料理も目玉。出産後に式を挙げる「パパママ婚」の式場として開催会場をPRすることや、協賛企業から集めた食品や化粧品などの製品のサンプリングを行う事で収益を得ています。2018年には東京「Ginza Six」でも開催しました(MamaLadyご提供写真)

コロナ禍での影響は?

全国放送でパーティが取り上げられた事をきっかけに全国進出に向けて事務所を借りたり、パートを雇ったりしていた矢先のコロナでした。当然イベントは全て中止となり、他の事業も契約が切られてしまいました。
何とかしなきゃと、借りたばかりで机も何もない事務所の床で企画書を書き連ねましたね。イベントが出来ない代わりに、ママ達の楽しみと、企業の力になることを目的に生まれたのが「ママレディボックス」とフリーペーパー「レディライズ」です。

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企業から化粧品、食品などを集め、ママ達に無料で届ける「ママレディボックス」。同封したフリーペーパー「レディライズ」からアンケートに回答する事で、市場調査とPRの費用を受け取るという画期的なビジネスモデルです。

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モデルを始めたきっかけは、27歳の時にとあるカメラマンから紹介してもらったオーディションで受かった事。 「26歳以下」と条件外にも関わらず合格した事から自信を持ち、自らが会社の広告塔となって活動しています。 (株式会社Mamaladyご提供写真)

人生を変えてくれた子どものために、ずっと笑顔でいたい

そんなお仕事の原動力は?

やっぱり、子どもですね。子育ては本当に感動と喜びの連続、たぶん私、3日に1回は泣いています(笑)。
もちろん楽しいばかりじゃなくて大変な時もありますし、病気の事だって不安はいっぱいです。でも、生後3ヶ月での全身麻酔手術や、度重なる手術を経験しても、ずっと笑顔で立派に成長している息子がいるんですから、私が悲しい顔をしてはいられません。

ご自身はどんな子ども時代だったんですか?

私は小さな頃から夢見がちな性格で、本ばかり読んでいたので、どこに行っても「変わった子」と言われ、いじめも経験してきました。でも、今となってそんな性格だからこそ上手くいったと感じています。自分の子どもも、たとえできない事やデメリットに見られている事があっても、自分らしさを大切にして欲しいですね。

これからの目標は?

息子は私の人生すべてを変えてくれた存在です。そんな息子に笑顔を見せるためにも、ママとして私自身が楽しんで子育てし、楽しんで働く。今はコロナ禍で交流が減ってしまったので、今後新たにオンラインで出来る交流会の取り組みを増やす予定です。これからも、もっともっとママレディを増やしていく事だけが目標ですね。

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「現実でシンデレラのようにキラキラした存在になるためには努力が必要です」と明石さん。起業してからは欠かさず勉強し、経営はもちろんSNSの運用やブログの書き方、動画制作の方法まで独学で勉強してきたそう。

株式会社MamaLady代表取締役

明石奈々さん

明石奈々さんinstagram:@mamalady_nana_akaishi
Mamaladyウェブサイト:https://mamalady.co.jp/

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