Loading...

〇〇ママの好きなこと・大切なこと

2023.11.28
〇〇ママの好きなこと・大切なこと

自分らしい生き方を見つけよう!

看護師ママセラピスト とよむら智美さん
X
Facebook
LINE

「今月出産予定なんです!」と笑顔で出迎えてくれたのは、現在第三子を妊娠中というとよむら智美さん(@luna.grace.t.t)。13歳と10歳の娘たちを育てつつ、看護師経験で培った知識やアロマ、自然療法などをかけ合わせ、人の悩みを解決する「看護師ママセラピスト」としてご活躍されています。看護師、ママ、セラピストと全ての経験をかけあわせて仕事をはじめようと思ったきっかけや、第三子ご出産への心境を伺いました。

Contents

  1. 辛い時期を支えてくれたのは、今の夫。
  2. 働き方はひとつじゃない。新しいキャリアのカタチがスタート。
  3. 産まれてくる命は最高のギフト。楽しみなこれから。

辛い時期を支えてくれたのは、今の夫。

toyomura_w_01.jpg

産気づいたら、すぐに教えてくださいね。

大丈夫です(笑)10年ぶりの妊娠ですが、第三子なので不安よりも楽しみのほうが大きいです。再来週が予定日なので、今日はきっと大人しくしててくれるはずです(笑)

ドキドキしますね(笑)それでは早速ですが、出身地を教えてください。

出身は釧路です。と言っても父が転勤族だったので本州各地を転々として、北海道に戻ってきてからは函館に住み、進学や就職をしました。

函館でどのような職業に就職したのですか?

看護学校卒業後、函館で看護師として就職しました。小さい時に祖母から「ともちゃんは優しいから、看護師になったらいい」と言われて、その言葉をずっとお守りに看護の勉強をしていました。今はもう他界してしまいましたが、祖母は難病を患っていて...。おばあちゃん子だった私は「看護師になれば、おばあちゃんを助けられるかもしれない」と思っていたんですよね。また卒業と同時に夫とも結婚しました。

看護師になった時の気持ちはいかがでしたか?

初めての配属先は重い症状の患者さんが多く、辛かったですね。人を助けたいと看護師になったのに、亡くなってしまうことが多かったです。心拍を測る機械音や呼吸器の音なども怖くなってしまう時期もあって...。

それはお辛いですね。どのようにして立ち直ったのですか?

夫が支えてくれました。病院での出来事を思い出して家で泣いてしまう私を、ずっと励まして勇気づけてくれたんです。今でもその時の話になると「俺もきつかった」と言うので、夫も精神的にも肉体的にも大変だったと思います。

toyomura_w_02-resize.jpg

大変な時期を支えてくれたご主人。今年で結婚15年目を迎え、宿った新しい命に会えるのを誰よりも待ち望んでいるそう。(提供写真)

ご主人が支えてくださったのですね。

はい。父と同じく夫も転勤がある職種だったんです。なので、またもや道内を転々することに...。転勤先で看護師を続けつつ、長女と次女を出産しました。

働き方はひとつじゃない。新しいキャリアのカタチがスタート。

toyomura_w_03.jpg

現在のお住まいである札幌には、いつごろから?

6年前に札幌で家を建てました。私は父の転勤で小学校が3回変わったんです。その経験を娘たちにはさせたくないなと思っていて...。夫にも「子どもたちが小学校に上がる前に、長く住む場所を決めたい」と話しました。家を建てると、夫は単身赴任になる可能性が高かったのですが、彼も子どもたちの環境を優先させたいと考えていたようですぐに決まりました。

看護師は続けなかったのですか。

続けませんでしたね。夫の単身赴任によるワンオペ育児が大変だったという理由もありますが、それ以上に子どもたちを家で「おかえり」と待っていたかったという想いが強くありました。夫婦ともに両親が遠方に住んでいて、夫も不在で、私も外で仕事だと、家で待つ人が誰もいなくなってしまう。だから子どもたちが安心できる場所を作りたかったんですよね。あと他の仕事への興味が、広がっていったことも大きかったです。

興味が広がったというと?

元々資格マニアなんですよね(笑)。興味のあることを勉強するのが好きで、今ほど骨盤矯正がメジャーじゃなかった時代に資格の取得もしていました。勉強を通じて視野が広まったからこそ、看護師という枠に収まらないで、興味のあることを探求しようと思ったのも大きいです。

toyomura_w_04_resize.jpg

興味の幅は広がり、妊娠7か月の時には「ミセス関西コレクション2023北海道エリア大会」に出場。マタニティとして唯一の参加を果たし、見事「桂由美賞」を受賞しました。(提供写真)

前向きに看護師から離れたんですね。

そうですね。現在はアロマオイルを活用したクラフトやタッチトリートメントなどを行うアロマテラピー講師としての仕事の割合が多いです。他にも、食事の大切さや自然療法を伝えることもあるので、看護師の経験が活きているなと感じることがあります。
看護師時代に、健康であるためには食べ物が大事だと感じることが多かったんですよね。なので、食の大切さを伝えつつ、ストレスや悩みなどをアロマの力で軽減できたらなと思っています。それで「看護師」と「セラピスト」、それから子育て経験を合わせて「看護師ママセラピスト」となんです。

産まれてくる命は最高のギフト。楽しみなこれから。

toyomura_w_05.jpg

間近に迫る出産や育児へのお気持ちを聞かせてください。

長女と次女という最強の助っ人がいるので心強く感じています。長女の時には、看護師の知識が邪魔をして「ゲップじゃないタイミングでミルクを吐くなんて、あの病気かもしれない!」と頭でっかちになり、実家の母に「そんなわけないでしょ!」と一喝されるということもありました(笑)。今回は、昔よりゆったりした気持ちで育児できると思っています。

toyomura_w_06.jpg

お仕事が軌道に乗っている中、少しの間離れることには不安はないですか?

妊娠が嬉しい反面「出張にしばらくいけない」「交流する場に行く機会が減るかも...」と考えてしまう事もあります。でも、ここで一旦立ち止まって、働き方を考えるタイミングなのかなと今は思っています。来年1月からはまた新たな資格取得の勉強を計画しているので、形は変わっても仕事への情熱は変わらなさそうです。

子育て中のママへ向けてメッセージをお願いします。

親が子どもに残せるものは「思い出と価値観」だと私は思っています。その思い出の中のママは笑顔でいてほしいです。でも、ママだって人間だからイライラもするし、泣きたくなる日もありますよね。そんな時には、お風呂で好きな香りのシャンプーを使うとかちょっと良いお菓子を食べてみるとか、ママが1人の女性に戻れる時間を少しだけ取り入れてほしいなと思います。

ありがとうございました!

取材後、無事にご出産されたそうです!

看護師ママセラピスト

とよむら智美さん

instagram:@luna.grace.t.t

X
Facebook
LINE