
『自然の栄養になる、未来のねんどで遊ぼう!』イベントレポ
2月21日に開催された『自然の栄養になる、未来のねんどで遊ぼう!』のイベントレポートをお届け!
講師の(株)まゐらす 伊藤慶子さんに、ねんどの誕生秘話もお聞きしました。
しゅふきたママLife、2023年第1回目の親子イベントです!
イベントスタート♪
イベントで使用した「未来のワクワクねんど」は規格外野菜など食品ロスされたものを原料として作られており、遊び終わったねんどをお庭やプランターなど土の上に置いておくと、微生物が分解をして自然に戻っていく様子を観察できる、SDGsな商品です。
最初にねんどの特徴についてお話をしたあと、子どもたちに作品作りをしてもらい、最後に何を作ったか発表!という流れで進行しました。
好きなものを作ってみよう!
色を混ぜたり、型抜きしたり。自由な発想で作品を作ってもらいました。
目の部分は黒ゴマなんです。
カブトムシを製作中。力作です!
何を作ったか、発表タイム!
「やさいをつくりました♪」「カップケーキをつくりました!」元気いっぱいに教えてくれる子どもたち。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
伊藤慶子さんにインタビュー
イベント終了後、「未来のワクワクねんど」を企画開発した(株)まゐらすの伊藤慶子さんにインタビューを行いました。
「未来のワクワクねんど」開発のきっかけを教えてください
前職は北海道庁の職員でした。水産部門に所属し、たくさんの漁師さんと知り合う中で、資源が減っていること、魚の消費量が減り続けていることに課題を感じ、お魚の美味しさを知ってもらうためのイベント企画などを行っていました。その後、環境保全や漁師さんと消費者を繋げる活動にもっと注力をしていきたいと考え独立。未来をつくる子どもたちが、自然の再生に楽しく関われるものはなんだろう?と考えるうちに、自然に還るねんどのアイディアが浮かび、開発をスタートさせました。
商品化まで苦労も多かったのでは
最初は自分で作ってみたのですが、商品化できるクオリティにはならず。専門家に作ってもらわないとだめだと痛感し、全国のねんど屋さんに片っ端から電話をかけ、活動に共感してくださった企業さんと出会うことができました。食品が原料なので、カビないようにする工夫や天然色素を使った発色にもこだわり、完成までは半年以上かかりました。
現在はさらに環境に優しい素材を使ったねんどを開発中。海の中でどのように分解されていくかの観察映像も撮影しています。
食品が原料のため、ウニなど海の生物が自然に寄ってくるのだそう
嬉しかったエピソードはありますか
お子さまが喜んでくれるのはもちろん、大人もねんどの話をすると笑顔になって、空気が明るくなることでしょうか。最近はイベントや学校だけでなく、企業研修、老人ホームなど活用してくださる場も広がっており、ねんどは年齢問わずみんなが楽しんでくれるものなんだと改めて実感しています。
最後にメッセージをお願いします!
まずはこのねんどを使って楽しく遊んでほしいです!そこから、「このねんどはどうして溶けて無くなるんだろう?」「循環ってなんだろう?」と興味の幅が広がっていき、海や森など大切な資源を守っていくことを考えるきっかけなれば嬉しいですね。
伊藤さん、ありがとうございました!
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1箱に1枚昆虫の生態が学んで遊べるトレーディングカードがついています!
ねんどアーティストの方が作った作品